JSかっさ治療【Japanese Style】
長年のつらい症状に対して即効性のある効果を追求し、創り上げてきた治療法です。
慢性症状、難治性症状を含む幅広い症状に対し、その場で改善が期待できる治療法となりました。
コロナ後遺症に関しては、ヒラハタクリニック、平畑光一医師のご指導、ご協力のもと、治療法の創案、治療効果の検証を行なってきました。ほとんどのケースで初回より症状の改善が確認できております。
「JSかっさ治療」はこれからの新しい医療としてお役に立てる治療法であると確信しております。
中国伝統療法のかっさや美容かっさと区別するため、JSかっさ治療(JS=Japanese Style)と名付けました。
当学会・治療院の行なう「JSかっさ治療」とは
■先祖代々受け継がれた「かっさ」をもとに、大正3年創業、大和鍼灸院の臨床の歴史の中で進化発展させてきた。
■従来行われている経絡に沿って施術する「かっさ」とは異なる、以下の特徴がある。
① 独自に発見したデルマトーム投影マップ、神経反射マップを治療点とする。
② 症状を引き起こす根源とされる「三毒」(瘀血、水滞、食毒)の排出を目的に、かっさの方向や圧を調整しながら施術を行う。
③ 症状と関連のある筋肉に着目し、浅層筋膜(ファッシア)を整える。
④ 皮膚を刺激することでの体性ー内臓(自律神経)反射を利用し、内臓機能の活性化をはかる。
⑤ 独自に開発した「漢方かっさオイル」により、「三毒」排出のさらなる効果をめざす。
かっさで出る赤い色は何? 痛みはある?
かっさ治療で皮膚表面に上がる色を見ると痛々しく、施術をされたことのない方は毛細血管が傷ついているのではないか? 痛みが強いのではないか? と心配されることと思います。
皮膚表面に上がる色は、毛細血管内に滞って動かなくなっていた血液であり、東洋医学では「瘀血/おけつ」と言います。
今のところ、瘀血が毛細血管内にどのように滞り、どのように排出されるのか、解明されていませんが、毛細血管に空いている無数の小さい穴から押し出され、排出されるものと考えられています。これから、微小血管のしくみが解明されるとともに、瘀血やかっさ治療のメカニズムを明らかしていきたいと思っております。
毛細血管が切れてあざになる内出血と違う点は、
①こするのをやめるとそれ以上色は出ないため、どのくらい色を出すかコントロールができること。
②瘀血のたまっていないところはいくら擦っても色が出ないこと。
③瘀血が長期にわたり停滞している部分、症状の重い部分からは紫や黒などの濃い色が出てくること。
④手、足、腹部、顔などは同じようにこすっても色が出ないこと。(毛細血管の構造が異なることが考えられます)
それらのことから、血管が切れてできるあざとは異なることがわかります。
色は、3~7日ほどで消え、痕に残ることはありません。
施術は、強刺激ではありますが、強い痛みに耐えて行なうようなものではありません。瘀血が出るときに痛むことや、部位によって痛むこともありますが、気持ちが良いとおっしゃる方も多いです。
施術後1~2日は触ると若干痛みを感じることもありますが、触らなければ痛みはありません。
毛細血管が詰まり使われないままでいると、ゴースト血管となり消滅してしまうと言われます。かっさ治療で毛細血管の瘀血を排出することは、毛細血管の働きを取り戻し、身体によい影響を多く与えます。
副作用があり安全でないならば、2500年も続く民間療法にはならなかったことと思います。
どうぞ安心してお受け下さい。
かっさの歴史
■ かっさは、2500年ほど前の中国で発祥。痛む部分に水や油を塗り、石や動物の角でこすることで、血流を改善させ、痛みを和らげたことが始まり。家庭で皿やスプーン、コインで擦る民間療法として伝承され続け、現在も中国、台湾、韓国、東南アジアでは「かっさ」をする家庭がある。
■ 徐々に中医学の理論が加わり経絡に沿って擦る療法として発展。
■ 美容法としても普及される。
■ 近年、欧米においても「GUA SHA」「スクレイピング療法」として注目され始めている。